2004年09月28日

かぼちゃのお化けの力

以前、お菓子の実演販売に「伊勢の片焼き」を思うで取り上げた、お菓子屋さんの続編です。

この洋風焼き菓子を実演販売するお店は、通勤路の駅構内に
あり、毎日のようにその前を通っています。
そのため、否応なくお客さんの様子も目に入ってきます。

オープン当初はものめずらしさもあり、お客さんの姿を
よく見かけたのですが、どうも客足が少なくなっている
ように感じていました。

最近は夕方になると、店員さんがお店の前で小さな看板を
持って、一所懸命呼び込みをしている姿も見かけるように
なりました。
  呼び込みは諸刃の剣ですから、目をあわさないように
  大勢の人が足早に通りすぎていき、客足が増える様子
  は伺えませんでした。

ところがここ数日異変が生じました。

連日通るたびに、いつもお店の前で品定めをしているお客さんの
姿を見かけるようになったのです。
お店の前に呼び込みに立っていた店員さんも、カウンターの中で
接客にいそしんでいます。
ブログネタにする前に、念のためと思って意識してみると、
4日連続で複数のお客さんがいましたので、まず異変の発生は
確実です。

何が変わったのか?

一目、カウンターのあたりをみて目に飛び込んできたのは、
ハロウィンのかぼちゃのお化け(?)です。
大小、いろいろ10数個、カウンターの上にぶら下がったり
カウンター上に置かれています。

ハロウィンの食べ物といえば、パンプキン・パイ。すなわち
焼き菓子です。
まさに、このお店の商品とぴったりマッチしたイベントです。

かぼちゃのお化けを見かけた人は、無意識にハロウィンに
まつわる様々な物やことを連想しているでしょう。

その物やことには「パンプキンパイを焼く」ということもある
でしょう。
そのような連想とともに、このお店の商品を見ると、昨日まで
ただの焼き菓子であったものが、活き活きと物語性を持ち始め
てきます。

かぼちゃのお化けを飾ることで、単に焼き菓子を食べたり
贈ったりすることが、
「もうすぐハロウィンだね。そういば去年の今頃・・・」とか
「アメリカではね、ハロウィンというお祭りがあってね・・」
といった、お客それぞれの物語や会話(=より高次の満足)
に転化するのです。

このような物語性をどうやって商品やお店にもたせるのか?
マーケティングの重要な機能のひとつではないでしょうか。
posted by 利アップ at 16:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by at 2005年03月07日 07:59
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